宮崎県北部は、『古事記』の神話の舞台や絶景スポットである高千穂峡などが豊富なエリアです。宮崎市内から車で約2時間北上した場所に位置し、宮崎市内と比べて年間を通じて気温が約5度ほど低い地域です。
そんな高千穂にある「高千穂 離れの宿 神隠れ」に、まだ少し肌寒さが残る3月に1泊しました。神話の地の田園風景に溶け込むように佇むこの宿は、全8棟の離れのみで構成されており、プライベート感が高いのが特徴です。
今回は、この「高千穂 離れの宿 神隠れ」での宿泊の様子をお伝えします。
高千穂 離れの宿 神隠れの情報
「高千穂 離れの宿 神隠れ」は、高千穂町の中心付近の集落内にあります。周囲は田園に囲まれており、宿泊中は野鳥のさえずりが響き渡る雰囲気の中で、ゆったりとした気分を味わうことができました。
「高千穂神社」や「高千穂峡」、「天岩戸神社」など、『古事記』の神話にまつわるスポットへのアクセスが良い立地なので、高千穂周辺の観光をする際に非常に便利です。
また、宿から歩いて5分ほどのところにある高千穂神社では、国の重要無形民俗文化財に指定されている「高千穂の夜神楽」を毎晩楽しむことができます。
「高千穂 離れの宿 神隠れ」公式サイト
高千穂 離れの宿 神隠れ【公式】高千穂観光・パワースポット巡りに最適!全8室離れの安らぎの宿
宿に到着。周辺の雰囲気
集落内の道路を案内に従って進むと、宿の駐車場にたどり着くことができます。駐車場付近でスタッフの方が笑顔で出迎えてくださいました。
駐車場からフロントまでの間には、和風庭園が綺麗に整えられており、隠れ家のような雰囲気を一層盛り上げてくれます。
敷地内の庭園の夜の様子です。スタッフの方は「今は改装中で少し散らかっていてごめんなさいね」とおっしゃっていましたが、雰囲気はとても良かったです。
客室「常盤」の宿泊レビュー
チェックインを済ませてから、お部屋に案内してもらいました。「高千穂 離れの宿 神隠れ」には、花鳥風月をモチーフにした部屋がそれぞれ2室ずつ、合計で8室あります。今回宿泊したのは「常盤」のお部屋です。
玄関を抜けて室内に入ると、広々とした和洋室が広がっています。まだ寒さが残る時期の宿泊だったため、リビングのテーブルはこたつになっていました。入った瞬間から実家のような安心感に包まれました。
ベッドはシモンズのセミダブルが2台設置されています。ベッドサイドもゆったりしていて、使いやすいレイアウトでした。
大浴場はないものの、24時間循環型の客室風呂はとても快適でした。少し熱めの設定でしたが、夜にひとっ風呂浴びて気に入ってしまい、翌日の早朝にもリピートしてしまいました。
洗面台は普通でしたが、しっかりと明るく、ちょっと座れる椅子が置いてあったので、メイクがはかどると相棒が話していました。
お茶請けは宮崎銘菓のチーズ饅頭。あまりに美味しかったので、お土産に買って帰りました。
高千穂 離れの宿 神隠れの食事
宿の食事処は、夕食も朝食もフロントが入っているセンター棟内での食事です。焼酎や梅酒など、地域の酒が豊富にそろっています。
地元の食材をたっぷり使った和食ディナー。竹を使ったグラタンや新玉ねぎなど、季節の食材がふんだんに使われた前菜類。野菜が多めなのが嬉しいですね。
焼き魚は山女魚でした。焼き魚が川魚だとテンションが上がるのは私だけでしょうか!?山菜の天ぷらやタケノコのお吸い物など、「ザ・和食」といった感じのメニューが、後半まで飽きさせません。
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メインは、2022年に美味しいお肉日本一にも選ばれた高千穂牛のしゃぶしゃぶ。1枚1枚が食べ応え十分で、大満足のディナーでした。
…写真を撮る前に我慢できずに1枚食べてしまいました。
朝食もご飯のお供が豊富な和食メニューでした。おかずが美味しすぎてご飯が足りなくなるので、ペース配分に気を付けましょう…
食べ過ぎて観光に支障が出ないように、ご飯のお代わりは泣く泣く遠慮しておきました。
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高千穂 離れの宿 神隠れ宿泊まとめ
高千穂周辺観光をするぞ!ということで、観光スポット巡りに良さそうな宿を探している中で、こちらの「高千穂 離れの宿 神隠れ」にたどり着きました。
大浴場こそありませんが、こたつとしっかりとした湯舟が旅の疲れを癒してくれて、期待以上の満足感でした。翌日は宿を出発して高千穂峡や天岩戸神社など、周辺観光に向かいましたが、宿からの距離も程よく、高千穂観光の拠点にするには最適な宿だと思います。
部屋数は多くないので、特に週末に宿泊する場合は早めの予約をお勧めします。
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