エキゾチックで魅力的、ほほえみの国と言われる優しい方たちが暮らす国、タイへの旅行について考えてみたいと思います。
タイはその豊かな文化、息をのむような景色、そして日本人の口にもなじみやすいおいしい料理で知られており、世界中の旅行者を魅了しています。そんなタイへの旅行にかかる費用はどれくらい必要なのか、気になりますよね。
この記事では、タイ旅行の計画を立てる際に知っておくべき費用の全体像を、私自身のタイへの旅行経験を踏まえてまとめています。航空券から宿泊、食事、観光まで、旅行の各段階での費用を詳しく見ていきましょう。
タイへの旅行は、計画をしっかりと立てれば、思いのほか手ごろな費用で実現可能です。それでは、詳しく見ていきましょう。
タイ旅行の費用(バンコク滞在3泊4日の場合)
バンコクへの3泊4日の旅行を例に、旅行費用の概算をまとめてみました。出発地は東京の羽田空港を想定しています。
ホテルのグレードや利用する航空券の種類によりますが、一人当たり約100,000円あれば、3泊4日のタイ旅行を楽しむことが可能です。バンコクからアユタヤなどに日帰りで行くなどカスタマイズする場合はもう少し必要になります。タイの基本情報
内容 | 金額 | 内訳等 |
---|---|---|
航空券 | 120,000円 | 60,000円×2名 |
宿泊費 | 60,000円 | 20,000円×3泊 |
食事代 | 20,000円 | 一人あたり1日5,000円×4日 |
交通費 | 8,000円 | 一人あたり1日2,000円×4日 |
アクティビティ | 10,000円 | 寺院等の入場料、マッサージなど |
合計 | 218,000円 |
タイの基本情報
通貨
タイバーツ(Baht):2023年11月現在、1バーツは約4.2円です。
現地で価格を考える際には、大体4倍すると日本円に換算できると覚えておくと便利です。
主要な観光都市
まずはバンコクを訪れ、その後様々な場所を巡るのがおすすめです。パタヤやアユタヤへは、ツアーやバスを利用して日帰りでの訪問も良い選択肢です。
都市名 | 内容 |
---|---|
バンコク | 首都で最大の都市。歴史的な寺院が多数ある。近代的な街とナイトマーケットや水上マーケットなどなんでもある |
チェンライ |
北部で文化の中心。古い寺院や手工芸品が多数 |
チェンマイ | タイ北部の観光地。白い寺院のワット・ロンクンなどが有名 |
パタヤ | ビーチとナイトライフが有名。ゴルフ場もある。バンコクからは車で片道約2時間 |
アユタヤ | 歴史的な遺跡がいっぱい。シャム王国の首都。バンコク車で片道1時間半 |
プーケット | ビーチリゾート地。ダイビングやマリンスポーツ |
タイの気候特性
バンコクとプーケットは一年を通して暑い気候が特徴です。一方、北部のチェンマイでは、年間を通じて比較的大きな寒暖差があります。また、旅行の計画を立てる際には、乾季と雨季を考慮することが重要です。
月 | バンコク | チェンマイ | プーケット |
---|---|---|---|
1月 | 乾季 | 乾季 | 乾季 |
2月 | 乾季 | 乾季 | 乾季 |
3月 | 乾季 | 乾季 | |
4月 | 乾季 | 雨季 | |
5月 | 雨季 | 雨季 | |
6月 | 雨季 | 雨季 | 雨季 |
7月 | 雨季 | 雨季 | 雨季 |
8月 | 雨季 | 雨季 | 雨季 |
9月 | 雨季 | 雨季 | 雨季 |
10月 | 雨季 | 雨季 | 雨季 |
11月 | 乾季 | 乾季 | 雨季 |
12月 | 乾季 | 乾季 | 乾季 |
平均気温 | 26度~31度 | 19度~27度 | 27度~29度 |
タイでのコミュニケーション
タイでは主にタイ語が使用されます。バンコク市内では英語を話せる人も比較的多いですが、アユタヤなどの地方に行くと、英語が通じないことが多くなります。
また、タイの人々は旅行者に対して親切なことが多いので、翻訳アプリを活用すると、多くの場合、快くコミュニケーションを取ってくれます。ただし、積極的に話しかけてくる場合は、日本国内と同様に注意が必要な場合もあります。
タイ旅行の費用
タイへの旅行を計画する際、最初に考慮すべきは費用です。タイは比較的低予算で旅行が可能な国の一つとされていますが、それでも事前にしっかりと計画を立てることが重要です。費用を考える際には、以下のポイントを念頭に置いておきましょう。
旅行の期間とスタイルを決める
旅行の期間は費用に大きく影響を与えます。数日間の短期旅行と数週間に及ぶ長期旅行では、必要な費用が大きく異なります。さらに、贅沢なリゾート滞在を選ぶか、バックパッカーとしての経験を求めるかによっても、費用は変わってきます。
旅行の主要な費用要素を把握する
航空券:旅行の時期によって価格が大きく異なり、オフシーズンには意外と安いチケットが見つかることもあります。
宿泊費:高級ホテルから格安のゲストハウスまで、宿泊オプションは多岐にわたります。
食事:タイの屋台フードは非常にリーズナブルですが、ホテル内のバーやレストランは少し高めです。
交通費:タイでの移動はバスや列車を利用すれば比較的安価ですが、タクシーを使うと移動が楽になることもあります。行き先によってはバンコクから国内線を利用する場合、予算を多めに見積もる必要があります。
アクティビティ:寺院の入場料や現地ツアーの費用も考慮することが重要です。
日々の予算を設定する
一日当たりの予算を設定し、それに基づいて旅行プランを練ります。食事、移動、土産などの日常的な出費を事前に考慮することで、より計画的で楽しい旅行が実現できます。
タイ旅行の主要な費用
日本の主要空港からタイへの直行便の価格は、以下の通りです。福岡空港、関西空港、成田空港、羽田空港からはローコストキャリアの便が運行されており、往復で一人当たり約40,000円~60,000円が目安です。大手キャリアを利用する場合は、約100,000円程度を見積もっておくと良いでしょう。
出発空港 | 到着空港 | 金額 |
---|---|---|
福岡空港 | ドムアン空港 | 40,000円~ |
福岡空港 | スワンナプーム国際空港 | 40,000円~ |
関西空港 | スワンナプーム国際空港 | 50,000円~ |
成田・羽田空港 | スワンナプーム国際空港 | 60,000円~ |
新千歳空港 | スワンナプーム国際空港 | 100,000円~ |
中部国際空港 | スワンナプーム国際空港 | 100,000円~ |
関西国際空港 | チェンマイ国際空港 | 50,000円~ |
宿泊費
ビジネスホテルクラスの場合、一泊あたり約5,000円からとなります。三ツ星クラスのホテルでは約20,000円から、ラグジュアリーホテルでは約30,000円からが相場となっています。
ホテルを選ぶ際には、ホテルのランクや行きたい観光地へのアクセスの便を考慮することが重要です。個人的なお勧めとしては、地下鉄や地上鉄道(BTS:Bangkok Mass Transit System Public Company Limited)の駅にアクセスしやすい場所を選ぶことです。
バンコクの中心部は日中でも渋滞が激しいため、鉄道をうまく活用することで移動が格段に楽になります。
食事代
タイでの食事代は、日本での旅行と比較して少し安い程度と考えておくと良いでしょう。2人分の1食あたりの食事代の目安は、ローカルな食堂やショッピングモール内のフードコート、ファストフードでは約800円(200バーツ)、より格式のあるレストランでは約4,000円(1,000バーツ)程度と考えておくと良いでしょう。
また、ルーフトップバーなどの高級店では、約8,000円(2,000バーツ)程度の予算を見積もっておくと安心です。
朝食付きのホテルに宿泊し、昼食と夕食を外食する場合、2人分の食費は一日当たり約5,000円程度を見積もっておくと良いでしょう。
交通費
移動する区間によって異なりますが、ホテルから観光地までタクシーを利用する場合、1,200円~1,600円(300バーツ~)程度が目安です。電車や地下鉄を利用する場合は、約400円(100バーツ~)程度と見積もると良いでしょう。したがって、2人分の交通費は一日当たり約2,000円程度を見積もっておくと良いです。
観光アクティビティ費用
タイ国内の有名な寺院への入場には、多くの場合入場料が必要です。たとえば、王宮とワットプラケオへの入場には、一人当たり約2,000円(500バーツ)が必要となります。他の寺院では、無料で入場できるエリアもありますが、入場料は200円(50バーツ)から800円(200バーツ)程度が一般的です。日本の奈良や京都での寺院観光と似たイメージで考えると良いでしょう。
また、タイ、特にバンコクでは、タイ古式マッサージをはじめとするマッサージ体験を強くお勧めします。マッサージの価格は様々ですが、1時間あたり約1,200円(300バーツ)からの施設が多いです。Googleマップの口コミなどを参考にして、良い施設を探してみると良いでしょう。高級なスパも日本と同様に存在しますので、ご自身の旅行スタイルに合わせて選択することが可能です。
ホテルの紹介
タイは旅行者に人気な国ということで、ホテルも多数あります。バックパッカーが利用しやすいカジュアルなホテルから、高級リゾートまで様々な選択肢があります。今回の記事ではバンコク市内のおすすめのホテルを3つ紹介します。
レンブラント ホテル & スイーツ バンコク 10,000円台~
「レンブラント ホテル & スイーツ バンコク」は、10,000円台からの宿泊が可能なホテルです。このホテルは、日本人が多く住むバンコクの「スクンビット」エリアに位置しています。価格はリーズナブルながら、清潔さと快適さで知られ、Googleマップの口コミ評価も高いです。
レブア アット ステート タワー - SHA Extra Plus 20,000円台~
「レブア アット ステート タワー - SHA Extra Plus」は、20,000円台からの宿泊が可能なホテルです。バンコクの中心部からは少し離れていますが、チャオプラヤ川に近く、ワットポーやワットプラケオなどの有名な寺院へのアクセスが便利です。
キンプトン マーライ バンコク IHG ホテル 30,000円台~
「キンプトン マーライ バンコク IHG ホテル」は、30,000円台からの宿泊が可能なホテルです。このホテルは南にバンコク市内でも最大級の「ルンピニー公園」があり、北方向には大型ショッピングモール「セントラル・ワールド」が位置しており、バンコク中心部へのアクセスが便利です。ただし、BTSの駅まで歩くと10分以上かかるため、一部のアクセスはやや不便に感じるかもしれませんが、全体的には便利な立地のホテルです。
まとめ
- タイの魅力は豊かな文化、美しい景色、日本人にも親しみやすい料理
- 旅行費用は3泊4日のバンコク旅行は一人当たり100,000円から可能
- バンコク以外の都市へはバンコク経由で国内線を利用
- アユタヤ、パタヤへはバンコクから日帰り旅行も可能
- タイは乾季と雨季があるので旅行する時期は注意が必要
この記事が、皆さんのタイ旅行の参考になれば嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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