
沖縄北部は、2021年に「やんばるの森」がユネスコの世界遺産に指定され、2026年にはテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」が開業予定と、注目が集まるエリアです。他にも、沖縄と言えば定番の観光スポット「美ら海水族館」があり、一度は訪れたい名所が随所に点在しています。
このエリアは、空港のある那覇市から片道1時間以上かかるため、アクセス面で少しハードルが高いかもしれません。しかし、実際に3泊4日の日程でレンタカーを利用して周遊してみたところ、期待以上に満足度の高い旅を楽しめました。
本記事では、そんな沖縄北部を3泊4日かけて巡った旅行プランをご紹介します。沖縄北部旅行のモデルコースとして、読者の方の参考になれば嬉しいです。記事の終わりには実際に観光して回った際の様子の記事のリンクもありますので、気になったら是非読んでいってください。
- 初日:那覇空港到着、恩納村でステーキディナーとホテルチェックイン
- 2日目:美ら海水族館&今帰仁城跡で沖縄北西部を満喫
- 3日目:ヤンバルクイナと辺戸岬でやんばるを満喫&ハレクラニ沖縄を堪能
- 最終日:リゾートホテルでゆったり過ごして那覇空港へ
- 沖縄北部観光:レンタカーでの3泊4日旅行のまとめと感想
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初日:那覇空港到着、恩納村でステーキディナーとホテルチェックイン

沖縄北部旅行の初日。私たちは、夕方頃に那覇空港へ到着しました。
空港近くのレンタカー店で予約しておいた車を受け取り、那覇市内を抜けて北部を目指します。夕方の那覇市内はところどころ渋滞があり、沖縄自動車道(E58)に乗るまで思った以上に時間がかかりました。
沖縄自動車道に入ると車どおりが落ち着き、快適な夜のドライブに。途中、沖縄中部の恩納村に立ち寄り、「ステーキハウス88 恩納店」で夕食を楽しみました。柔らかくジューシーなステーキが旅の疲れを癒してくれます。
その後、「オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ」にチェックイン。到着は20時を過ぎていましたが、フロントスタッフの笑顔や丁寧な対応がとても印象的でした。
夜はナイトプールを散策したり、お土産ショップを覗いたりと、旅のスタートをのんびりと楽しみました。初日の夜は、こうして静かに更けていきました…。
初日のドライブルート(60km 1時間半のドライブ)
2日目:美ら海水族館&今帰仁城跡で沖縄北西部を満喫

沖縄北部旅行2日目
午前中は、混雑を避けるために早めの時間に「美ら海水族館」を訪れ、そのすぐそばにある観光スポット「備瀬のフクギ並木」を散策しました。昼食は、本部町集落内の沖縄そば屋「八重善」で、名物のイカスミソバを楽しむというコースです。
朝9時頃に「オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ」を出発。ホテルから美ら海水族館までは渋滞もなく、約1時間の快適なドライブでした。水族館では深海魚や大水槽で悠々と泳ぐジンベエザメやマンタをのんびり見学しているうちに、徐々に人が増えてきました。私たちが水族館を後にした12時頃には、駐車場に入る車で周辺道路がかなり渋滞していました。
昼食は事前に調べておいた本部町集落内の沖縄そば屋「八重善」へ。お目当てのイカスミソバは、濃厚で旨味たっぷり。独特の風味がクセになり、旅の疲れも吹き飛びました。

沖縄北部旅行2日目(午後)
午後はまず「備瀬のフクギ並木」へ向かいました。このエリアには無料駐車場がありますが、13時過ぎに到着した時点で既に満車だったため、有料駐車場を利用しました。備瀬のフクギ並木は、防風林として植えられた熱帯植物に囲まれた独特の並木道が特徴です。その先には、美しい海岸が広がっており、心地よい散策を楽しむことができました。
続いて訪れたのは「今帰仁城跡」です。今帰仁城跡では、丘の上に築かれた壮大な石垣群が圧巻で、そのダイナミックな景観に思わず時間を忘れてしまうほどでした。この日訪れた際は人出も少なく、ゆっくりと観光することができました。ちなみに、今帰仁城跡は桜の名所としても有名で、見ごろの1月下旬から2月上旬に訪れる際は、時間に余裕を持ったプランを組むことをおすすめします。
さらに、夕方には「大瀬原龍神社」へ。こちらは、Googleマップの口コミで「夕日が美しい」「地域猫に出会えるかも」という情報を頼りに訪れました。夕日に染まるビーチ沿いを散策し、地域猫と戯れるという贅沢なひとときを過ごしました。
この日は、日中の食べすぎや活動量が多かったせいか、それほどお腹が空いていませんでした。そのため夕食は取らず、代わりにお土産ショップで買い物をした後、ホテルのスパでゆったりとリラックス。充実した2日目がこうして幕を閉じました。
2日目のドライブルート(80km 2時間のドライブ)
3日目:ヤンバルクイナと辺戸岬でやんばるを満喫&ハレクラニ沖縄を堪能

沖縄北部旅行3日目
3日目はいよいよ「やんばるの森」を抜け、沖縄本島の最北端「辺戸岬」を目指します。この日の宿泊先は、一度は泊まってみたい憧れのホテルとして名高い「ハレクラニ沖縄」。そのため、観光スポットは絞り込み、早めにホテルへチェックインする計画です。
まず、2日間お世話になった「オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ」をチェックアウトし、「安田くいなふれあい公園」へ向かいました。この公園では、やんばるの森にしか生息していないと言われる「ヤンバルクイナ」を間近で観察できます。実際に見られるのは1匹だけですが、なかなかお目にかかれないヤンバルクイナを間近で観察できたのは貴重な体験でした。その愛らしい姿にすっかり魅了され、訪れる価値を実感しました。
その後、沖縄本島の最北端「辺戸岬」へドライブ。2日目に訪れた今帰仁城跡で出会った茶屋のおじいさんに、「ぜひ行ってみなさい!」とすすめられたスポットです。幸運にも快晴で、辺戸岬からは北の水平線に与論島がはっきりと見えました。辺戸岬からの眺めは圧巻で、「沖縄の最北端まで来た!」という達成感に満たされました。自然の雄大さを感じながら、この場所が記憶に残る旅のハイライトになりました。
辺戸岬を後にしたのは13時過ぎ。やんばるの森をじっくり堪能…とまではいきませんでしたが、濃密な3日目の午前中を過ごすことができました。

辺戸岬を後にし、国道58号線を南下。道中では軽食を取ったり、お土産屋さんに立ち寄ったりしながら、ドライブを楽しみました。そして予定通り、15時頃に「ハレクラニ沖縄」に到着しました。
チェックイン後は、ホテル内をゆったり散策。プライベートビーチやプールを満喫し、特にハレクラニ沖縄のインフィニティプールから眺めた夕日はまさに絶景でした。水平線に沈む太陽とともに、贅沢で優雅な時間を過ごすことができ、この旅の特別なひとときとなりました。
3日目のドライブルート(150km 3時間のドライブ)
最終日:リゾートホテルでゆったり過ごして那覇空港へ

旅の締めくくりにふさわしく、「ハレクラニ沖縄」でどうしても食べておきたかったハレクラニオリジナルのパンケーキ(ふわふわ!)を朝食レストランでいただきました。その口溶けの良さと上品な甘さは、旅の思い出に花を添える贅沢な一品でした。
朝食後も、ホテル内でゆったりと過ごし、チェックアウトの時刻まで沖縄北部旅行の余韻に浸りました。そして午後、那覇空港からの便で帰路につきました。
最終日のドライブルート(60km 1時間半のドライブ)
沖縄北部観光:レンタカーでの3泊4日旅行のまとめと感想
今回の旅行では、以下の3つをテーマに3泊4日のプランを組みました。
- 美ら海水族館を混雑していない時間帯に訪れたい
- リゾートホテルステイを満喫したい
- 沖縄最北端まで行ってみたい
このモデルコースの魅力は、何といっても沖縄北部の主要観光地を混雑する前の時間帯に訪問できる点です。特に那覇近郊に宿泊した場合、北部観光地への往復には約3時間を要し、到着時には混雑している可能性もあります。今回のプランでは北部を拠点にすることで、ゆったりと自分のペースで観光を楽しむことができました。沖縄北部の自然や文化をじっくり味わいたい方には、このコースをぜひおすすめします。
一方で、このプランにはデメリットもあります。それは、沖縄本島南部の観光がほとんどできない点です。那覇や南部エリアには魅力的な観光スポットが数多くあり、初めて沖縄を訪れる方にとっては物足りないかもしれません。また、今回は「恩納村」を拠点にしたため、北部観光中に何度か同じルートを通る場面がありました。
次回の沖縄旅行では、名護市よりさらに北のホテルに宿泊して、やんばるの森での早朝の野生動物観察や夜の星空鑑賞など、もっとディープな沖縄北部を体験してみたいと感じました。
こんなコースで旅行したよとか、他にもこんなおすすめの観光スポットがあるよ!など、ご意見や感想をコメント頂けると嬉しいです。
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