日本からタイのバンコクへの旅行の際の到着空港は、2023年現在スワンナプーム国際空港です。
日本からバンコクへ向かう飛行機での移動は、日本国内の出発空港にもよりますが、約6~8時間程度かかります。スワンナプーム国際空港に到着後は、なるべく早く予約したホテルまでたどり着いて、移動で疲れた体を休めたいですよね。
また、旅行最終日のバンコク市内からスワンナプーム国際空港への移動方法を事前にしっかりと調べておくと、焦らずにスムーズに移動できるでしょう。
そんなわけで、今回はスワンナプーム国際空港からバンコク市内へのアクセス方法についてまとめていきます。
スワンナプーム国際空港ってどんな空港なの
バンコクには、北部にあるドンムアン国際空港と、スワンナプーム国際空港の2つの国際空港があります。スワンナプーム国際空港は、旅行等の需要増加により、元々あったドンムアン国際空港だけで対応が難しくなったため、2006年に開港しました。2023年現在、日本からバンコクを訪れる際のメインの到着空港はスワンナプーム国際空港です。
スワンナプーム国際空港は、バンコク中心部から東へ約30kmの場所にあります。日本国内に置き換えてみると、東京駅から羽田空港までは約20km、成田空港までは約70kmなので、羽田空港よりは近いが、成田空港よりは遠い、という位置関係です。
スワンナプーム国際空港の年間利用者数は、2023年1月~6月の間で約1,800万人です。同じ時期の成田空港の利用者数が約1,600万人程ですので、スワンナプーム国際空港の混雑具合は相当なものになっています。
※一部JICA国際協力機構のウェブサイトより引用しています。
https://www2.jica.go.jp/ja/evaluation/pdf/2011_TXXV-4_4_f.pdf
スワンナプーム国際空港からバンコク市内への移動方法
スワンナプーム国際空港からバンコク市内への移動は、電車またはバスやタクシーなどの移動になります。初めてのタイ・バンコク旅行の場合は、電車または高速バス、タクシー配車アプリのGrabやBoltのいずれかでの移動がハードルが低いと思いますので、それぞれの料金や所要時間の目安、運行時間帯を一覧にまとめました。
金額はタイバーツ(baht)で表記していますが、大体4倍すれば日本円に換算できます。
また、料金や所要時間の目安は、パヤータイ駅(電車のエアポート・レール・リンクの終点駅)を目安に比較しています。
※2023年執筆現在の為替レートは1baht=4.2円です。
移動手段 | 料金目安 | 所要時間目安 | 運行時間帯 | メモ |
---|---|---|---|---|
電車 | 45 baht | 30分 | 5:30~24:00 | 約15分ごとに運行 |
バス | 180 baht | 30分~60分 | 8:00~22:00 | 約30分ごとに運行 |
タクシー | 325~475 baht | 30分~60分 | 24時間運行 | 渋滞注意 |
電車:エアポート・レール・リンク
エアポート・レール・リンクは、スワンナプーム国際空港とバンコク市内間を結ぶ高速鉄道で、スワンナプーム国際空港の地下1階から乗ることができます。終点のパヤータイ駅までは、全部で8駅、約30分で到着できます。
運行時間は、5:30~24:00で、10分~15分間隔です。バンコク市内は、夕方から夜にかけて交通渋滞が激しいのですが、電車は交通渋滞の影響を受けないので、その点がメリットです。
運賃は、最大45バーツとコスパが良い点は見逃せません。
電車内は利用者がバスやタクシーに分散しているからか、飛行機が多く到着する時間帯でも座れないほど混雑するのはまれです。
バス:Limo Bus
Limo Busは、スワンナプーム国際空港からパヤータイやカオサン通りなどの間を結ぶシャトルバスです。30席ほどのバスで、パヤータイまでは、道路の混雑状況次第ですが、30分~60分程度で到着できます。
運行時間は、8:00~22:00の時間帯で、20分から30分間隔で運行、片道利用金は180バーツで、電車に比べると割安感はありません。
公式サイトからウェブ予約ができるのが特徴です。
LIMO BUS – HAVE A PEACEFUL COMFORTABLE AND CONNECTED JOURNEY WITH LIMOBUS
タクシー:配車アプリ(Grab、Bolt)、メータータクシー
空港からバンコク市内への移動手段の3つ目は、タクシーの利用です。
スワンナプーム国際空港からバンコク市内のホテルまでの所要時間は、30分から60分程度です。深夜や早朝の道路が空いている時間帯は30分程度、ただし、バンコク市内は、15時頃から徐々に渋滞がひどくなり、夕方から夜の時間帯では60分程度かかることもあります。
料金は、行き先にもよりますが、空港からバンコク市内中心までは、約30kmで325バーツ~475バーツ程度です。内訳は、通常料金が250バーツほど、高速道路料金が25バーツ、空港利用料が50バーツ、別途渋滞時の加算があります。
タクシーを利用する場合は、メータータクシーでもよいですが、配車アプリ(タイではGrabやBoltが主流)を利用したほうが、アプリ上で行先指定から決済まで完結できるので断然おすすめです。
また、Boltのほうが割安ですが、タイ国内で利用できるエリアが限定されています。Grabはタイ全域で利用できます。バンコク市内の移動だけならBoltで十分ですが、他のエリアへの旅行も考えている場合はGlabを利用したほうがよいでしょう。
おすすめのアクセス方法
コスパ重視なら、電車のエアポート・レール・リンクの利用がおすすめですが、個人的には、配車アプリのGrabまたはBoltを利用したタクシーがおすすめです。配車アプリを利用した場合、他の移動手段と比較すると、料金は高くなりますが、スワンナプーム国際空港からバンコク市内のホテルまで直接アクセスできることと、24時間利用可能なことがおすすめのポイントです。
また、料金は高く感じるかもしれませんが、2名、3名と複数人で利用する場合は、割り勘にすれば、思いのほか安く感じられるのではないかと思います。
移動時間で考えると、バンコク市内の夕方頃からの渋滞は相当なものなので、タクシーでの移動は時間がかかるものの、ホテルまで直接アクセスできるので、ドアツードアで考えると、電車と比べてもそれほど大きな違いはないと言えます。
ちなみに、GrabやBoltのアプリを利用開始する際は、SMSでの認証が必要になります。そのため、日本を出発する前にアプリをダウンロードして、利用開始までの設定をしておくと、現地到着後すぐに使えるので、利用設定をされていない方は、旅行前に準備しておきましょう。
まとめ
- コスパ重視なら、電車(エアポート・レール・リンク)がおすすめです。
- ホテルまで直接アクセスしたいなら、GrabやBoltなどの配車アプリを利用すると、安心で簡単です。
- バンコク市内だけを観光するなら、Boltのほうが料金が安いですが、他の地域への旅行予定があるなら、Grabのほうが便利です。
- 15時以降のバンコク中心部の渋滞は激しいので、バスやタクシーの場合はある程度の覚悟は必要です。
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その他タイ・バンコク旅行で役立つ情報
タイ国政府観光庁の運営するタイ観光案内サイト
タイ旅行の魅力やトピックスなど、様々な情報がまとめられています。タイへの旅行を計画されている方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。
本記事では、空港からバンコク市内への他のアクセス方法については、詳しくまとめていませんが、興味のある方は、タイ観光案内サイトなどで調べてみてください。
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スワンナプーム国際空港からパタヤイ駅までのGoogleマップ
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