海外旅行に出かける際、現地の通貨がどれくらい必要かはよくある悩みの一つです。この記事では、タイへの旅行経験をもとに、タイ旅行で必要な現金量とおすすめの両替方法をまとめています。タイ旅行、特にバンコク旅行の際の参考にしてください。
- タイの通貨(バーツ)と為替レートについて
- 両替するシチュエーションごとに比較をしてみる
- タイ国内の両替所での両替
- タイ国内での両替所の比較
- タイ旅行でのキャッシュレス決済と現金利用のシーン
- タイへの旅行で現地通貨の両替についてのまとめ
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タイの通貨(バーツ)と為替レートについて
タイの通貨はタイバーツ(THB)です。2024年1月時点の為替レートは「1円」=約「0.24バーツ」ですので、10000円をタイバーツに両替すると、手数料が無ければ約2400バーツになります。
実際に両替をする際は両替手数料等が必要になります。両替する際のシチュエーションによる違いについて、もう少し詳しく見て行きたいと思います。
両替するシチュエーションごとに比較をしてみる
旅行中の両替シチュエーションには主に二つの場合があります。一つは日本円を現地通貨に両替する場合、もう一つは旅行の終盤や帰国後に余った現地通貨を日本円に戻す場合です。これらの場合における両替方法の違いを比較してみます。
日本国内での銀行の両替
2024年1月現在のみずほ銀行の外貨両替為替レートは以下の通りです。
- 日本円からバーツは0.22バーツ/円
- バーツから日本円は0.27バーツ/円
日本円の現金10000円を両替すると約2200バーツを受け取れます。また、両替した2200バーツの現金を日本円に両替すると約8150円を受け取れます。
日本国内の銀行で両替をする際には、円からバーツ、バーツから円、どちらに両替する際にも10%前後のマージンや手数料が必要になるため、必要最小限にしておくことをお勧めします。
タイ国内の両替所での両替
2024年1月にタイ・バンコク市内にある両替所でのレートは以下の通りです。
- 日本円からバーツは0.2395バーツ/円
- バーツから円は0.2410バーツ/円
日本円の現金10000円を両替すると手数料を含めて、約2395バーツを受け取れます。また、両替した2395バーツの現金を日本円に両替すると約9937円を受け取れます。
日本国内の銀行で両替するよりも、タイ国内の両替所で両替をした方が大幅に手数料がお得になります。
各両替所のレートは、店頭の電光掲示板で確認できます。
ちなみに、英語での表記では、「Buying Rate」はバーツから円に両替する場合のレートを指し、円を売ってバーツを買うことを意味します。一方、「Selling Rate」は円からバーツに両替する場合のレートを指します。
タイ国内での両替所の比較
タイ国内の両替所は銀行系以外の両替所を選べば大差ありません
タイ国内の観光地には多数の両替所があります。銀行系の両替所とその他の両替所があり、前者はやや手数料が高い傾向にあります。逆に、その他の両替所も多少の違いはありますが、日本で両替するよりは差が少ないと言えます。
また、初めてのタイ旅行の際は、両替所の店頭に表示されているレートが良いのかどうか判断が難しいかもしれません。そんなときは大手の両替所のホームページで両替レートを確認しておくと安心できます。
一般の両替所のレートの確認方法
「スーパーリッチ」はタイ国内、特にバンコク市内に多数の店舗があります。ホームページ(SuperRich Currency Exchange)にアクセスして、以下の手順で現在の両替レートを確認できます。
- プルダウンから「JPY」を選択
- 日本円からバーツに両替する場合のレートはここをクリック
- バーツから日本円に両替する場合のレートはここをクリック
- 現在の両替レートが表示されます。
タイ旅行でのキャッシュレス決済と現金利用のシーン
キャッシュレス決済の事情
タイ旅行の際に旅行者が利用できるキャッシュレス決済は、クレジットカード(タッチ決済を含む)がメインになります。
もちろん、タイ国内でも日本と同様にキャッシュレス決済は普及しています。ただ、例えばPayPayやモバイルSuicaなど、日本国内限定のキャッシュレス決済は利用できません。また、Line Payは広く利用できますが、利用登録にはタイ国内の電話番号が必要なため、日本で普段使っているアカウントでは利用できません。
キャッシュレス決済が利用できるシーン
タイでは、クレジットカード決済はコンビニ、ショッピングモール、大きなスーパーマーケット、一部の鉄道(BTSのみ)、GrabやBoltなどの配車アプリ(事前にアプリに決済方法を登録する必要があります)などで利用できます。
現金を利用するシーンと1日あたりの必要な金額目安
タイ旅行をする際、現金を利用するシーンは思いのほか多いです。
GrabやBoltなどの配車アプリ以外で移動する際は通常、現金が必要です。例えば、空港からバンコク市内への鉄道、街中でのメータータクシーやトゥクトゥク、地下鉄などの移動には現金が必要です。
また、寺院などの観光地への入場料や屋台をはじめとしたレストラン、マッサージ店でも現金での支払いがメインです。
ホテル内での支払いは、ほとんどの場合、現金が不要で、クレジットカードや部屋付けで対応できます。ただし、連泊時の清掃のチップなどには少額の現金が必要です。
個人的には、二人旅行なら1日あたり5000円~10000円程度をバーツに両替しておくと安心と感じます。
タイへの旅行で現地通貨の両替についてのまとめ
- 日本国内での両替は手数料が高いので、必要最小限にするのが良いです。
- タイ入国後に両替するのがおすすめです。
- タイ国内の両替所は、銀行系以外ならどこも大きな差はありません。
- タイ旅行では思いのほか現金を利用する機会が多いです。
- 二人でのタイ旅行では、1日あたり5000円~10000円程度を両替しておくと良いです。
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