イタリア、長靴の形のこの国は、古代ローマの歴史的遺産からルネッサンス時代の芸術、世界をリードするファッションに美食まで多彩な魅力があります
ローマをはじめとする古い歴史と文化が今も残る都市、美しい海岸線やアルプス山脈の壮大な景色、そしてピザやパスタなど日本でも人気な料理と、旅行者を惹きつけ続けています
@DIMEのウェブ記事「2023年人気の海外旅行先ランキング、3位台湾、2位韓国、1位は?|@DIME アットダイム」では、本当は行きたい旅行先としてイタリア旅行は2位にも選ばれています
一度のイタリア旅行ですべての魅力を体験するのは難しいかもしれませんが、その深さと多様性が理由なのかもしれません
ガイドブックを見る前に、イタリア旅行の大まかなイメージを持てるように情報をまとめていきます。イタリアの基本情報や、都市ごとの気候の特徴、さらにはモデルプランと旅行予算についても調べてみたいと思います
イタリアの基本情報
外務省のホームページから旅行に行く際の参考情報をまとめてみました
危険情報レベル:設定なし
2023年現在、危険情報は特にありません
私自身も旅行で訪れたエリアで特に危険を感じることはありませんでした。ただ、ローマ・テルミニ駅周辺では多くのホームレスの方々を見かけました。夜間の人通りの少ないエリアを避け、スリなどに注意するような一般的な対策を取れば、楽しく安全に旅行を楽しむことが出来ると思います
面積
30万km2でほぼ日本と同じ面積です。そのため一度の旅行でイタリア全土を周遊するとかなりハードな旅行になります。周遊する場合は目的地を2~3都市程度に絞ることをお勧めします
人口
約6,000万人で日本の約1/2
首都
ローマ:人口は約280万人。日本の都市と比べてみると、東京が約1400万人、名古屋約230万人、京都府の人口が約260万人。歴史的な建物や街並みが今も残るあたりが、なんとなくローマと京都に似たようなイメージを感じます
言語
イタリア語。ホテルやレストランなど旅行者が頻繁に訪れるような場所では英語が使える方もいましたが、カフェやスーパーではイタリア語以外はわからない方が多かったです
宗教
キリスト教(カトリック)が約80%。キリスト教(プロテスタント)、ユダヤ教、イスラム教、仏教
一人あたりの名目GDP
35,473US$で日本の44,570US$とあまり差はありません
通貨 €(ユーロ)
1円=0.0063€
1€=157円
※2023年9月現在
発着空港について
日本からイタリアに行く場合の主な発着は、ミラノ、ベニス、フィレンツェ、ローマ、ナポリの空港が選択肢になります
また、シチリア島を訪れる場合は、ローマなどから国内線に乗り継ぐことになります
私はローマに到着してローマ周辺を観光。ソーマ滞在中にはローマ発のナポリ(カプリ島)ツアーに参加しました。その後、鉄道でベネチア、ミラノを観光して、ミラノから帰国便に乗るというルートで旅行をしました
イタリア国内での移動
イタリア国内の電車、車、飛行機での移動時間の目安です。イタリア各地を周遊する場合は、鉄道でミラノ→ベネチア→フィレンツェ→ローマ→ナポリ(またはその逆)のルートを電車で移動するのが一般的だと思います。シチリア島(パレルモ)を訪れる場合は飛行機での移動を考えることになります
都市間 | 電車 | 車 | 飛行機 |
---|---|---|---|
ミラノからベネチア | 2時間30分 | 3時間30分 | 約1時間 |
ベネチアからフィレンツェ | 2時間15分 | 3時間30分 | |
フィレンツェからローマ | 1時間30分 | 3時間 | |
ローマからナポリ | 1時間10分 | 2時間30分 | |
ナポリからパレルモ | 9時間30分 | 8時間 |
イタリア各都市の気候 バカンスシーズンは気にしておきたい
イタリアは日本と同じように南北に長く四季もあるので、この時期がベストシーズン!というのは無いと思います
イタリアへの旅行価格の際、気を付けておきたいのはバカンスシーズン。イタリアではバカンスを楽しむ文化が強く6月~9月はバカンスシーズンで、特に8月がピークになります。イタリアの都市部のかたはバカンスに出かけてしまうので、ローマやミラノなどは旅行者ばかりになっているようです
私が9月にミラノ、ベネチア、ローマ、ナポリ(カプリ島)を訪れた際は、街中が閑散としているとは感じなくて、お店もしっかりと営業していました。それでも現地でガイドをお願いしは「最近やっとみんなの休暇が明けて街に人がもどってきたの。みんなバカンスで仕事のことを忘れいているから、思い出すところから始めている~」という話をされていたのが印象的でした
そんなイタリアの各都市の気候をClimetes to Travelで調べて、東京と比較してイメージをしやすくまとめてみました
Climates to Travel - world climate guide
ミラノ 年間を通じて雨は少ない。気温はや東京よりちょっと低い
ベネチア 年間を通じて雨は少ない。気温はや東京よりちょっと低い
ローマ 気温は東京と同じくらい。雨は冬場がやや多い
ナポリ 東京より少し暖かい。冬場に雨が増える
シチリア島 カラッと暑い。雨はかなり少ない
旅行プラン案とイタリア旅行の予算
初めてのイタリア旅行なら、ローマとバチカンは絶対訪れておきたい場所だと思います。ローマ観光を中心にいくつかプランを考えてみました
2017年に実際に旅行した際の情報をもとに、大きく変動がある部分は最新情報に置き換えて予算を計算してみます
私が旅行したコース 6泊7日 ローマ、バチカン、カプリ島、ベネチア、ミラノの予算
多くの都市を訪れたので、内容は充実していてとても良かったですが、ちょっと詰め込み過ぎだなと反省しています。ベネチアとミラノは1泊増やしたほうが良かったなと思っています
予算の内訳は以下の通りです
- 往復航空券 : 212,580円 × 2人 = 425,160円
- ローマ宿泊 : 40,175円 × 4泊 = 160,700円
- ベネチア宿泊 : 71,180円 × 1泊 = 71,180円
- ミラノ宿泊 : 31,380円 × 1泊 = 31,380円
合計 : 688,420円
日 | 内容 | 宿泊地 |
---|---|---|
1 | ローマ到着 | ローマ泊 |
2 | バチカン観光 | ローマ泊 |
3 | 日帰りでカプリ島観光 | ローマ泊 |
4 | ローマ観光 | ローマ泊 |
5 | ローマからベネチアへ移動、ベネチア観光 | ベネチア泊 |
6 | ベネチアからミラノへ移動、ミラノ観光 | ミラノ泊 |
7 | ミラノから帰国 | - |
じっくりローマ 4泊5日の予算
せっかくイタリアへ旅行に行くのにローマとバチカンだけの観光!?と思うかもしれませんが、ローマを中心に4日間観光でもかなり充実した旅行になると思います
予算の内訳は以下の通りです
- 往復航空券 : 212,580円 × 2人 = 425,160円
- ローマ宿泊 : 40,175円 × 4泊 = 160,700円
合計 : 585,860円
日 | 内容 | 宿泊地 |
---|---|---|
1 | ローマ到着 | ローマ泊 |
2 | ローマ観光 | ローマ泊 |
3 | バチカン観光 | ローマ泊 |
4 | ローマ観光 | ローマ泊 |
5 | ローマから帰国 | - |
最後の審判と最後の晩餐とベネチア観光 7泊8日の予算
7泊8日だと休暇を取るのが少しハードルが上がってくるのと、周遊する旅行だと体力的にちょっとしんどいかも知れません。それでも、各都市の見どころをしっかり堪能したい場合はこれくらいの日数が欲しいところです
予算の内訳は以下の通りです
往復航空券 : 212,580円 × 2人 = 425,160円
ローマ宿泊 : 40,175円 × 3泊 = 120,525円
ベネチア宿泊 : 71,180円 × 2泊 = 142,360円
ミラノ宿泊 : 31,380円 × 1泊 = 31,380円
合計 : 790,980円
日 | 内容 | 宿泊地 |
---|---|---|
1 | ローマ到着 | ローマ泊 |
2 | ローマ観光 | ローマ泊 |
3 | バチカン観光 | ローマ泊 |
4 | ベネチアへ移動 | ベネチア泊 |
5 | ベネチア観光 | ベネチア泊 |
6 | ミラノへ移動 | ミラノ泊 |
7 | ミラノ観光 | ミラノ泊 |
8 | ミラノから帰国 | - |
まとめ
如何でしたでしょうか。イタリアへの旅行について、ガイドブックを見る前にざっくり把握できる、を意識してまとめてみました
この記事がイタリア旅行の入り口にになれば幸いです
↓参加ブログランキングはコチラ。応援して頂けると励みになります
イタリア旅行記や航空券の比較などの記事も書いています。イタリア旅行に興味が湧いてきたら読んでみてください!