石垣島の夜といえば、個人的には居酒屋での食事が定番です。初めて石垣島へ旅行した際には、どうしても人気店に行ってみたいという気持ちになりますが、予約せずに気軽に立ち寄れる居酒屋にも美味しい店はたくさんあります。
今回は、石垣離島ターミナルから徒歩5分ほどの場所にある居酒屋「しま膳」でのローカルグルメの食体験の様子をお伝えします。
居酒屋「しま膳」店内の雰囲気
のれんをくぐってカラリと入口の引き戸を開けると、暖かい落ち着いた照明の店内に少しホッとします。4人掛けの座敷席が5席ほどと、数席のテーブル席を備えたこじんまりとしたお店です。
石垣島の夕日を眺めた後、何となくGoogleマップで居酒屋を探して見つけたこのお店。1月上旬のオフシーズンだったこともあり、予約なしで待つことなく座敷席に案内してもらえました。
テーブル上のメニュー表のほかに、壁にもメニューが掲示されています。
石垣島の有名なローカルグルメ(しまらっきょうやゴーヤーチャンプルー、アーサーの天ぷらなど)から、初見では少し分かりにくいディープなメニューまで、バラエティ豊かな選択肢がとても魅力的です。
分からないメニューをいきなり注文するのが少し不安だったので、スタッフに内容を尋ねると、親切に説明してくれました。(こういうの嬉しい!)
この日の「お通し」は根菜とこんにゃくの煮付けでした。見た目は地味ですが、出汁が効いた意外な味わいで、他のメニューへの期待が高まります
まずは揚げ物2品
「パダラの唐揚げ」
ヤクシマイワシとも、パダラーとも呼ばれる小魚の唐揚げです。沖縄の居酒屋メニューといえば、グルクンの唐揚げが有名ですが、このパダラの唐揚げは本当に美味しいです。
一口サイズの小さな魚で、鱗が固く、石垣島付近で水揚げされ、地元でしか流通していない魚だそうです。鱗ごとパリッと揚げられており、お酒のおつまみにも最適でした。
「アマダイの鱗焼き」が好きな方は、きっと気に入ると思います。
「島らっきょうの天ぷら」
沖縄・石垣島といえば、島らっきょうが有名ですね。今回は生ではなく、天ぷらにしました。揚げたての島らっきょうには、ぱらっと塩が振ってあり、箸がすすみます。
一緒に添えられた緑の葉の天ぷらも同様に美味しいです。これが何の葉なのか忘れちゃいました。
ご飯ものやマース煮などメインを3品
マース煮は沖縄の郷土料理で、塩と泡盛で味付けされた煮魚です。使用される魚はその日の仕入れによって異なるそうです。本土の甘辛い煮魚もよいですが、マース煮は沖縄に来たら絶対に食べたい一品です。
付け合わせの豆腐と共に、泡盛の水割りが進みます。
「イカスミ飯」
絶品でした。イカ墨とバターでソテーしたイカがたっぷりのせられたご飯です。イカ墨チャーハンやイカスミパスタ、イカ墨汁など、さまざまなイカ墨料理を食べてきましたが、このイカスミ飯はシンプルながらも本当に美味しかったです。
「ヤギ刺し」
ヤギの赤身肉の刺身です。馬刺しのように全くクセがないわけではありませんが、ヤギ特有の風味が感じられます。スタッフの方は、「苦手な人には合わないかもしれないけれど、好きな人にはたまらない味だ」と話していました。
ジンギスカン(は羊ですが)が好きな方には、このヤギ刺しもおすすめです。私たちはすごく気に入りました。
しま膳の情報
「うちは旅行者よりも地元のお客さんのほうが多いんですよ」とスタッフの方が話をされていましたが、アクセスも良い場所なのでそのうち人気店になってしまいそうだな、と思いながら、石垣島での晩御飯を堪能させてもらいました。
- 営業時間 : 17:30~24:00(17:00オープンの曜日も有り)
- 定休日 : 水曜日、木曜日
- アクセス : 石垣離島ターミナルから徒歩5分
- 駐車場 : 無し(付近にコインパーキング多数あり)
↓参加ブログランキングはコチラ。クリックして応援して頂けると励みになります